2022/03/09 11:05

多少暖かく、そして日も長くなって春の訪れを感じる3月ですね。
同時に、ドロドロになったマイカーの姿で黄砂の訪れも感じるわけですが…。

さて、第7回までいろいろな種類の狛犬を見てまいりましたが、
今回は弊社のある島根県出雲市斐川町内の狛犬を紹介していこうと思います。

(前回はこちら https://sekihanizumo.theshop.jp/blog/2021/11/18/085008


というわけで、さっそく立派な狛犬のド・アップ。
整った牙の形・瞳の膨らみ・やわらかな耳・のどの下の緩やかな曲線と魅力が詰まっています。

斐川町も、出雲地方の他地域の狛犬たちと同様にほとんどが来待石製です。
個人の感覚ではサイズの大きな狛犬が多く、毛にボリューム感がある気がします。


(沖洲天満宮)

さきほどの狛犬を全体から。お尻を上げた勇み型ですね。
境内には新しい狛犬も一組居ました。



近い近い。
人間ならちょっと気まずい距離かも。
社日塔にわざわざ狛犬がいるのはあまり見ませんね。
(社日塔についての解説はコチラ→ ひっそり佇む、謎の五角柱!?

同じ勇型のものをいくつかご紹介。


(春日神社)


(伊保神社)


(富神社)


(名島 若宮神社)

どれも立てた尻尾と流れる毛の表現が繊細です。
ほとんどの吽形が玉を持っていますね。

名島の若宮神社は、キワ部分と瞳に着色があり、
阿形の傍らにいる子も精一杯威嚇しています。

もちろん座型もたくさんいますよ。


(鳥井 八幡宮)

阿形後ろの島石の手水鉢が気になります。


(八幡宮狼神社 ※社殿の額では大神神社)

斐川公園内にある神社。斐川では珍しい岡崎式。
左の子は玉を咥えているのでしょうか???
だとしたらボウリングの玉ぐらいありますね、顎が心配です。


(海童神社)

目の彫りが深い御影石の狛犬。
他の写真をみるとわかる通り、台座正面(?)には一般的に「奉」「献」とあるのですが
こちらはおそらく「出」になっていますね。出雲の出でしょうか?

境内の奥には引退した先代がひっそりと・・・。



先代にも子がいたようです。
ちなみに今の子をアップするとこんな感じ。


丸彫りのような子。
縮こまっていてかわいい。

あまり多くなるといけないので、今回はここまで。
次回も引き続き斐川町内の狛犬を紹介いたします。
では、また!