2021/11/18 08:50
こんにちは!
久々の狛犬セレクション、第7回。
11月に入って年末まで大忙しの中、皆様のひと休憩になれば幸いです。
前回の狛犬セレクションはこちら
今回は御影石の狛犬を紹介していきます。

(出雲市小境町 宇美神社)
御影石の狛犬は比較的よく見る素材かと思われます。
変わった狛犬を紹介しながら基本に戻ってきたような心地ですね。
特徴と言えば、耐久性と風合いのバランスでしょうか。
新しく寄進されるものの多くは御影石製ですね。

(出雲市渡橋町 渡橋八幡宮)
こちらはできたてホヤホヤで、ピカピカ新しい狛犬の姿。
石肌も白く、黒い部分の塗装もはっきりしています。

(出雲市大津町 三谷神社 入口階段下)

(出雲市大津町 三谷神社 階段上)
こちらは平成十九年、つまり14年前の狛犬。
キワの部分に苔や煤が入って陰影が出てきますね。
下は同じ神社に同じ年に寄進された出雲型。
木の下にあるからかより風合いが増している気がします。
御影でも出雲型の狛犬はたくさんありますよ。

(出雲市矢野町 八野神社)
境内奥にある御影狛犬。
腰の力の入り具合が雄々しいですね。
腰部分&土台と他部分でざらつきに違いがあるのはもしかして質感の表現でしょうか。

(出雲市大社町 赤塚荒神社)
台座から乗り出すタイプ。
一見よくあるようで、腿の肉のたわみの表現はあまり見ない気がします。

(出雲市鹿園寺町 山口神社 階段上)
前のめり且つ、顔のパーツが中心に寄って迫力が効いています。
こうやって見ると石が固い分、出雲型は腹の下を抜くのが大変そうです。

(出雲市鹿園寺町 山口神社 階段下)
階段下の小さい狛犬のほうは岡崎式でした。
後から寄贈されたのでしょうか。
不思議ですが、近年の御影石製だと途端に岡崎式(現代)の狛犬が増えてきます。

(雲南市三刀屋町 大歳神社)

(雲南市木次町 石壺神社)
顔はいかめしく巻き毛で、腕が伸びています。
口が縁どられるのも、岡崎式に多いような気がしますね。
岡崎式が多くなるのは石工が愛知県の岡崎に多いからなのか、
県外から寄進する人が多くなったからなのか・・・。
御影石は固く耐久性がある一方、やはり加工のしやすさは来待石が抜群です。
細やかな装飾や柔らかな毛の流れを表現するのは一苦労でしょう。
しかし、そこは技術の見せ所でもあるところ。

(松江市長海町 長見神社)


(長見神社 来待石製の先代)
丸台の狛犬はそれ自体も珍しいですが、御影石となるとなかなか見られません。
先代の来待石製に負けず劣らず見事です。
前足の足首にでる肉感が個人的なお気に入りぽいんと。

白い石だと毛の流れが生クリームのようですね。
ところどころくっついているのはカタツムリ。
ところどころくっついているのはカタツムリ。

(石販展示狛犬)
因みにこちらはわが社に展示してある狛犬。
阿形の口の中には、おなじみのコロコロ動く玉もあります。

さて、7回までの狛犬セレクションは一通りの種類の狛犬を渡ってきました。
というわけで、次回からは会社のある斐川町の狛犬や、社員お気に入りの狛犬を紹介していこうと思います。
斐川町だけにスポットを当ててもすごく沢山あるんですよ・・・!
ではまた!